
2000年代に入ってほとんど新譜が発売されなくなって、それどころかレギュラーアルバムのほとんどが廃盤になってしまって寂しい思いをしていましたが、一昨年のジャズ&アウト
に続いてマリーンの新譜の登場です。
今度はラテンジャズに初挑戦だそうです。
'80年代に渡辺貞夫とか日野日野皓正なんかの活躍で和製ジャズブームみたいなものがあったんですけど、その時代に出会った僕の歌姫がマリーンでした。改めて聴き直してみるとディストーションをかけたギターや乾いたタムなどが多用されていてロックテイストというか、何となく国籍不明なところがありますけど、今聞いてもパンチのあるボーカルはかっこいいんです。よくマリーンを聴きながら一人でドライブに出かけたものです。
長らく新譜が発表されなくてあまり聴くことがなかったのですが一昨年にジャズ&アウトでビッグバンドに乗った軽快なボーカルで健在ぶりをアピールしてましたね。ジャズ&アウトは僕の中ではここ数年間でのMost Favoriteアルバムです。
ビッグバンドのスタンダードナンバー「Sing, Sing, Sing」から入って「マジック」で鷲掴み。「君の瞳に恋してる」や「テネシーワルツ」、「レフトアローン」などのスタンダードな名曲に混じってフレディ・マーキュリーの「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー」をカバーするというサプライズ。すてきなビッグバンドナンバーにアレンジしたアレンジャーもすばらしいですけど、フレディに負けない太くて伸びのある声を披露したマリーンに思わず「お帰りなさい」ってつぶやいてしまいました。
そして今年はラテンジャズです。熱帯JAZZ楽団とのコラボ3曲を含む全9曲。何たって熱帯JAZZですから、これから夏に向けて突っ走ってくれることでしょう。フィリピン生まれのマリーンにはやっぱり情熱が似合います。
このアルバムにはラテンアレンジされた「マジック」が収録されていて、ジャズ&アウトの「マジック」との聞き比べも楽しいですね。
'80年代の若いマリーンもパワフルで大好きですけど、大人になって成熟した中にも熱さを持ち続けている今のマリーンもとても魅力的です。なんだか昔の恋人に再会したような、幸せな一枚です。
そしてそして、このニューアルバムをひっさげてブルーノート東京に登場です。
Check it out!




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