アメリカンロックの金字塔として輝き続ける名アルバムですね。いきなり美しいギターから始まるタイトル曲のHotel Californiaだけではなく9曲すべてが手抜き無しの名盤中の名盤です。それまでイーグルスというと、Take It Easyのように爽やかなカントリーロックのイメージが強かったんですけど、大ヒットを連発してアメリカンドリームを体現するロックバンドの地位を確立してゆくに従って、逆に徐々にそのサウンドに、疲れた退廃的な雰囲気がまとわりつくようになってゆきます。
Hotel Californiaの歌詞で、「(このホテルには)1969年からというもの酒(SPIRITS:精神)は一切置いていません」というあたり、頂点の座にありながらDecayedに向かいつつある自分たちを見つめていたのかもしれません。
終曲The Last Resortは、物静かで美しい旋律に反して恣意的に作られた楽園を痛烈に非難し、拒否しています。アメリカが一番輝いていた時代、イーグルスが絶頂を迎えた時代にどうしてこのような甘美で退廃に満ちたアルバムを作ったのか。聴いている僕が年齢を重ねるに従って、この9曲それぞれの歌詞が心に重くのしかかります。
さて、Hotel Californiaがリリースされたときは勿論レコードでした。そしてCDプレーヤーを手に入れたときに真っ先に買ったのも、このHotel Californiaでした。
でも今聞き返してみると、初期のCDでマスタリングや製造技術がまだまだ未熟だったのでしょう、レコードのような奥行きは全くありません。ドラムやベースはとても腰高で、ギターはペランペラン。CDが発売されたとき音質の面でこてんぱんな評価でしたけど、Hotel Californiaもその例外ではありません。
だからすでにCDを持っている人も、これからHotel Californiaを買う人も、是非とも間違わずにSHM-CDを買ってください。もちろんデジタルリマスターされて録音レベルも適切ですし、どっしり地に足がついた、奥行きのある広大な音場を体験できると思います。30年の時を経てあの名盤が帰ってきた、そんな一枚です。
ホテル・カリフォルニア
posted with amazlet at 09.05.24
イーグルス
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懐かしく・かつ古さを感じさせない
ここまでスゴいアルバムがあるなんて
洋楽初心者にもオススメ
ロックの終わり
可愛い子ちゃんたち一列になって



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